2009年07月29日

オルヴィエートのレストラン「ラ・パロンバ」

オルヴィエートの夜は、たった1日しかない。
この貴重な夜ごはんをどこで食べるかは、この旅行最大のテーマだった。思わず、力はいりすぎの私。
で、このレストランのクチコミ情報を見つけたことも、オルヴィエート行きを決めた理由のひとつだ。

そのお店は、私のおたすけサイト「アーモ・イタリア」に載っていた、
トラットリア・ラ・パロンバ Trattoria La Palomba
この記事を読んだら、きっとだれもが行ってみたいと思うはずだ。

オルヴィエート在住の堂さんという方が書かれた記事だが、その内容は

「オルヴィエートは美味しいレストランが多いことでも有名」
「地元の人たちに聞いても、ほとんどの人が”パロンバが一番”と答える、お墨付きのお店。しかも安い」
「雰囲気は最高、お店の人も親切」
「トリュフのブリケッリ(手打ちパスタ)を食べてね!」
「そのほかにも、牛フィレ肉の赤ワイン煮が、僕は大好きで・・・」

などなど、ぐいぐい引き寄せるトークがいっぱいで、私は心をわしづかみにされた。
このさい、パロンバでめっぱい贅沢ディナーをさせてもらおうじゃないですか♪というわけでオットを説得し、ホテルでチェックインした後、歩いて5分の「ラ・パロンバ」に夜の予約をしに行った。

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ラ・パロンバは、家族経営のお店で、店内はとても落ち着く感じだった。
オーナーのジャンピエロさんは、イタリア人らしい長めのヘアスタイルで、笑顔が人なつっこくてオーバージェスチャーで、俳優みたいにかっこいい。
その娘さんらしき女性が、すごくキュートで、店内をクルクル動き回ってる。実質、彼女が切り盛りしてるみたいだ。

店内は、予約のお客さんでいっぱいだった。でも騒がしい感じではない。
私とオットは、今回はメニュー選びで失敗するわけにはいかないと
時間をかけて選んだ。食べたいものと食べれる量を、バランスよく注文しようね。
アーモ・イタリアのプリントアウトも持ってきたし。

まず、お店の看板メニューの
トリュフのウンブリケッリ Umbrichelli al Tartufo    
を注文。
これは、オルヴィエートの伝統田舎料理で、小麦粉と塩とオリーブオイルだけでうった手打ちパスタ。1本1本、手で延ばしていくらしい。
材料的には、讃岐うどんとほぼ同じ!さて、これにトリュフがどうからんでくるのか。
そして、堂さんおすすめの、「牛フィレ肉の赤ワイン煮」も注文した。

お嬢さんが運んできてくれたのは、ゆだたてのツヤツヤしたウンブリケッリと、
おろし金と、黒い丸い物体だった。
「あ、これがトリュフといふものなのね」
貴重なものを見せてもらったわ。と眺めていると、
彼女は、それをおろし金で豪快にパスタのお皿の上にすりおろし始めたのだ。
うっわー、なんて贅沢なの。皿の外にも、コップにまで散っててもったいないけど、なんかうれしい。

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彼女は「さあ、どうぞ」とニコッと笑って軽やかに去って行った。
食べてみると、まずパスタがモチモチしてて、讃岐うどんみたいにおいしい。形が、微妙にヨリヨリしてて、よく味がからんでるの。
パスタにトリュフをたっぷりかけただけなのに、この力強い野生味あふれる味は何だろう?
とても植物とは思えない存在感のあるおいしさ。
そもそもトリュフなんて、生まれて1回ぐらいしか食べたことないし、
それも薄切りが1枚のっかった料理とかだから、はっきり味を覚えてない。
今回雪のように降り積もったトリュフを食べてみて、森のおいしさを味わっているような気分だった。


あ!
っと言う間にたいらげて、次に注文していた牛フィレ肉の赤ワイン煮 Filletto di Manzo al Cardinaleがやってきた。
ああ、これもおいしー。。肉が柔らかくて、赤ワインの酸味がさわやかで、お肉との相性が絶妙。
肉と赤ワインと塩。他のよけいな材料を感じさせないほど、シンプルで力強いおいしさ。コショウすら存在感が薄い。
赤ワインが、お肉に合う合う。
またしても絶賛大会になっているけど、本当においしいから仕方がない。
ボリュームも日本人にちょうど良いぐらいだ。

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(食べかけでスミマセン・・・)

肉!もう少し肉が食べたい。オットの箸もすすんでるし。オットが
「これも食べちゃう?」と「トリュフソースの牛フィレ肉」を注文しようと言いだした。
ヤッター!思いが通じてうれしいわ。

オーナーのジャンさんが、「眼鏡がないと見えなくてね」と人なつっこいしぐさでオーダーを取ってくれた。
いかにもモテそうなおじさまだこと♪そんなことにま気をとられているうちに、
トリュフソースの牛フィレ肉 Filetto di Manzo al Tartufoが運ばれてきた。

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またまた、肉とトリュフのみ、他には何もないお皿。
見た目の色とか、盛り付けとか、そんな余計な小手先は必要なしなのね
ウンブリケッリのときよりも、トリュフ濃度が高くて、でもコッテリしてるわけではなく、たくさん食べれておいしい!
肉、トリュフ、塩。シンプルなおいしいって、きっと何千年も前から
伝わってのだ。
古代エトルリアの人も、こんなおいしさを味わっていたのかもしれない。
織田裕二みたいに、だんだん言うことがおおげさになってきたわ。(笑)

付け合わせ野菜(コントルニ)は、ほれんそうをゆでたものを注文。
これには、塩味だけだった。
パンも食べて、お腹がいっぱいだけど、デザートを食べずには帰れないわ。ということで、堂さんおすすめのベリーソースのパンナコッタ Panna cotta al frutto di Boscoを注文。
大きなパンナコッタに、生のベリーを使ったソースがたっぷり。
そして多分、ソースに砂糖がほとんど使われてない。
ベリーの野生の酸味がそのまま残ってた。
変に味を整えず、自然の味を生かしてあるのだ。

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ラ・パロンバに来てよかった。
日本で食べるイタリア料理も、すごくおいしいお店はある。
でもやっぱり、素材というよりも味付けで味を整えている感じがする。
それはそれで、食べやすくておいしいので良いと思うが、
パロンバのおいしさは、シンプルで力強く、素材の味を生かしている。
自然の豊かな味。豊かな大地が育てた食材の持つ味。

素材の味を生かすなんて、よく雑誌などに書いてあるけど、いまいちその意味がわからなかった。
でもこういうことを言うんだなとわかったような気がした。
あと、素材の味を生かす料理がやっぱり一番おいしいのかなと思った。

パロンバに行かれる時は、アーモ・イタリアのこの記事をプリントアウトしてお店の人に見せてあげましょう。
私も見せたら、お嬢さんが最高の笑顔で喜んでくれましたよ。


トラットリア・ラ・パロンバ
Trattoria La Palomba


Via Cipriano Manente,15 - 05018 Orvieto(TR)Italy
Tel:+39 0763-343395

定休日:水曜日 

場所はドゥオモからメイン通りのカブール通り(Corso Cavour)を左に行き、大きなレプッブリカ広場(Piazza della Repubblica)にある市庁舎(Palazzo di Comune)のアーチ形の通りを左に入って、薬局の看板がある道をさらに左に入ります。右側すぐ。


<今日の会計>(明細を紛失してしまったのでおおまかです)

・席料 2ユーロ×2
・トリュフのウンブリケッリ 約10ユーロ
・牛フィレ肉の赤ワインソース 約13ユーロ
・牛フィレ肉のトリュフソース 約15ユーロ
・ゆで野菜 約4ユーロ
・ベリーソースのパンナコッタ 約7
・ハウスワイン 750ml 約5ユーロ

合計58ユーロ

 
posted by モモ at 16:44| Comment(1) | オルヴィエート日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

オルヴィエートで泊ったホテル 

オルヴィエートで、どのホテルに泊まるか?これは、この旅行最大のポイントだった。
オルヴィエートの1泊は、お金の掛け具合のメリハリの「ハリ」の部分。
ちょっと贅沢な1泊にしたいわけ。

城壁に囲まれた旧市街の中にしたいし
そして夜のレストランからも歩いてドゥオモ近くまで散策に行けて、
帰れるぐらいの距離に泊まりたい。

ホテル探しには、「旅行のクチコミサイト フォートラベル」の
イタリア観光ガイドのクチコミ
と、
ホテルの予約サイト「Venere.com ヴェネーラ」が役に立った。
いろいろ検討した結果、評価のレートも8.7と高い
B&BのサンタンドレアSant'Andreaに泊ることにした。

→こちらはそのホームページ。

ドゥオモからも歩いて5分だし、価格がツインで朝食つきで73ユーロだった。1ユーロ137円として、日本円で約10,000円。
二人でだから、決して高くはないけど、
今回の旅行での宿泊代は、二人で2泊で、100ユーロ(約13,700円)が目安なので、
1泊73ユーロは、プチ贅沢だわ。

例によって、ホテルの場所が分からず、お店の人、道端の人に聞きまくってやっと着いた。
オルヴィエートは、小さな町だから簡単にわかるだろうと思ったけど、
全然そうでもなかった(汗)
日本での方向音痴度は、海外では倍増されるみたいだ。

ホテルのドアのブザーを鳴らして、ドアを開けてもらった。
フィレンツェのホテルと同じように、外から入るドアのカギ、
共有の部屋に入るカギ、自分たちの部屋に入るカギの
3つのカギをもらった。

お部屋に入ると、まあ何てラブリーなのかしら♪
日本の女の子が(もちろん私も)好きそうな、ロマンティックなインテリア。
この天井に取り付けられた、ベッドの透けるカーテン(名前がわからない)が、たまらないって感じ。

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窓を開けると、オルヴィエートの石だたみが見えるのよ。

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バスルームは、ここもシャワーのみだけど、それは仕方がない。
朝食を食べる共有の部屋も、素敵だった。
壁には、17世紀のフレスコ画の一部分がインテリアとして飾られていた。
人物画なんだけど、顔の部分の一部が、長い年月で風化され朽ちているのも、そのまま残してあって、それが逆に「本物だ」とリアルだった。
なぜかその写真を撮るのを忘れていて、残念!
ホームページには載ってます。
このB&B、私はすっかり気に入った。ここにしてよかった♪

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ホテルの主人は、50代ぐらいのダンディなおじさまで、やさしそうな人だった。朝食のときには、
「昨日はよく眠れたか?そうか、よかった」
と声をかけてくれた。
インターネットもフリーに使わせてくれて親切だった。
朝食は、パンとシリアル、焼き菓子、ジュースとカフェがセッティングされていた。
共有のテーブルなので、別の部屋に泊っている、多分アメリカ人の
女の子二人と同席になった。
「おはよう」と挨拶したら、ニッコリして挨拶してくれた。

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そのうちの一人がスッゴクかわいくて、女優のシャリーズ・セロンみたい。
オットは話しかけたかったみたいだけど、私は二人が話しかけてこない限り、話しかけるのはやめようと思った。
というのも、二人からは、私たちと話をしたいオーラが見えなかったから!残念。
きっとそっとしておいてほしいのね。若い女性は、どこの国でもデリケートに扱わなくちゃ。ましてや楽しい旅行中なんだし。
かわいい女の子たちと一緒に朝食を食べれただけでもよかったじゃない。

朝食も大満足だったわ。しかし。このホテルの支払いのときに、予想通りやっぱりもめた。
また私のおおざっぱのせいなのだ。
そのお話は、また後日・・・

ベッド&ブレックファスト サンタンドレア 

Bed&Breakfast Sant'Andrea

Via Magarotti, 7
Orviet
ホームページ

場所は、ドゥオモ広場から歩いて5分ぐらいの共和国広場Piazza della Repubblicaから出ている道、マガロッティ通りVia Mgarottiに面している。

→「サンタンドレア」を予約したサイトのページ
ヴェネーラ・コム Venere.com


posted by モモ at 17:45| Comment(0) | オルヴィエート日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月25日

オルヴィエートの地下洞窟

オルヴィエートの歴史は古く、古代ローマ帝国以前のエトルリア時代にさかのぼる。

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驚いたことに、町の地下には無数の洞窟と通路が迷路のように入り組んでいる。
人々が地下に洞窟や通路を掘り始めたのは、3000年前にさかのぼるという。
その総面積は、地上の旧市街の面積よりもはるかに広いというから
さらに驚きだ。
しかも、この地下都市が一体何のために掘られたのか、正確にはわかってないらしい。
ミステリアスですね。。。
本格的な学術調査も始まったばかりらしいのだ。

山の上に都市があって、その地下には、年よりもはるかに広い地下都市があった。しかも3000年も前から。
やることが、すごすぎる。

地下洞窟の探査ウォーキング・ツアーに参加した。
一人5.5ユーロ。
申しこんでおいて、時間になったらドゥオモ広場前に集合する。

毎日4回ぐらい行われていて、私たちが行ったときは、
11:00、12:15、16:00、17:15だった。
ガイドは英語かイタリア語で、所要時間は約1時間ぐらいかな。

参加者みんなで出発して、洞窟までは眺めが良い道が続く。
山の上のオルヴィエートから、下界の景色を眺めたらこんな感じ。

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英語ツアーに参加したけど、やっぱりよく理解できなかった。残念。
このボコボコあいた穴は、昔ハトを飼ってたあと、だということだけはわかった。
伝書鳩でもやってたのかな?
と思ってたら違った。調べてみると、
なんとハトを食用にしていたらしい。
ハトは朝決まった時間に飛び立って、自分でエサを取り、夕方決まった時間にちゃんと帰ってくるので、手間がかからない。

食糧事情が悪かった時代、貴重な蛋白源となっていたとのこと。

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近代になってくると、一部の洞窟やトンネルは、ワインの貯蔵庫として使われていた。
オリーブオイルを石臼で引いて絞っていた部屋などもあった。
生活の場だったんだね。
感じる人なら、きっと古代や中世の人々の気のパワーを感じるんだろうな。。

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posted by モモ at 20:06| Comment(0) | オルヴィエート日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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